チンチン電車とバレエ音楽

11月11日の日曜日、都内へ行きました。

目的は(今日も)無料コンサートです。

先日申し込んだモノが当選した記事はこちら

いわゆる東京メトロ主催で開催されているイベントらしいです。

今年初めて訪れましたが、もう13回目の開催になるそうです。


このコンサート、開演は14時から。

場所は東京芸術劇場。

手賀沼から池袋までの移動に都電荒川線を利用しました。

町屋駅で乗り換えればまっすぐ池袋(近く)まで行けるのですが、都電荒川線沿いを楽しむために1日乗車券を購入。

(今はICカードに「ピッ!」とするだけなので、「1日乗車券を購入した」感がないですね)

車窓からの風景を楽しもうと思っていたのですが、天気も良く暖かい休日、お客さんが多いのなんの。

そんなわけで、運転席の後ろでかぶりつきたかったのですが、大人の対応でキッズに譲りました。


その代わり、途中下車は『荒川車庫前』で。

当然引き込み線と営業所があるのですが『都電おもいで広場』というエリアが併設されています。

どうやら営業所近くの空きスペースを生かして古い車両を展示しているようです。

それでは、童心に戻ってチンチン電車の運転手になったつもりで見学しましょう。


まずは103のフェイバリットカラーの見栄えも素晴らしい「学園号」。

大塚~町屋駅前間を運行し、主に通学に使用されていたらしいです。

なんと、平成10年まで走っていたそうです(ホント?)。

ウラに回ると展示車両用にエアコンが設置されていますが、オトナはこーゆー裏の事情をバラしちゃいけません。


中に入ると懐かしい扇風機がお出迎え。

そうそう。昔はエアコンがなくてもコレと窓開け対策でどうにかなったものです。

走った後なんかは窓から顔出して強制冷却したりして(良い子はまねしちゃいけません)。


こんなシートも懐かしいですね。

なるほど昔は2種類の路線だったものが統合されて荒川線になったんですね。

あ。ちなみに現在は「東京さくらトラム」と呼んでね♪

車内の降車ボタン。

今の人が見ればこれでも「古臭いな~」という感じなのでしょうが、おぢさんには新しく映ります。

むしろ懐かしいのはコレね♪


さらにコレ。

子供のころは重たくて窓が開けられませんでした。

そしてオトナ対応して運転席をキッズに譲るの図。

結構いろんなスイッチが可動式だったので、楽しいんだろうな~・・・

次に見学したのはこちらの「PCC号」

えー、このPCCという名称が気に入らないですね。

これ、アメリカの路面電車委員会「Presidents' Conference Committee」が開発したpccカーの製造権を購入し・・・うんぬんとありますが、そもそもアメリカが嫌いなので戦後間もないころにどさくさまぎれにレギュレーションを押し付けられたのかな~なんて、邪推してしまいます。


ま、でも、展示は楽しかったですよ(爆)

こんな模型があったりなんかして。

さらに切符にはさみを入れるヤツ。

ん?こんなに支点~作用点までの距離って長かったっけ??

まさか都電専用仕様???

なぜか古い都電に新しい萌えアニメのコラボレーション。

これだけアニメ萌えで商品・サービスが売れるなら、呑み屋の姉ちゃんはみんな2次元がいいのか?!


すっかり都電を堪能した後は巣鴨で蕎麦食って池袋に向かいます。

どうです?

どうやら東京都の持ち物みたいっすよ。

東京芸術劇場。

当日はいろんな催しをやっていたらしく(ゲイジツの秋ですから)、大勢の人が居ましたね。


で。


本日のメインイベント。

メトロポリス・クラシックス

チャイコフスキー 華麗なる珠玉のメロディ と題しての演奏会。

指揮者は梅田俊明氏。

演奏は東京都交響楽団

MCに朝岡聡氏。

もう、いくら無料イベントとはいえ(苦笑)、お日柄も良く天候も良好の休日。

お客さんも沢山集まりました。

で、プログラムは前後編の2部構成。

【前半】

1.歌劇「エフゲニー・オネーギン」よりポロネーズ

  はい。この曲は知りませんでした。

  でも、良かったですよ。大好きなチャイコフスキーですからね。

  解説も詳しく、チャイコフスキー自らの人生に重ね合わせたようなストーリーの歌劇で

  舞踏会での華々しい雰囲気を表現していました。

2.バレエ組曲「白鳥の湖」より情景/四羽の白鳥の踊り

  超有名曲。誰でも知っているがゆえにふと疑問が。

  やはり本来バレエと一緒に見るべきじゃねぇの??

  いや、しかし演奏は完ぺきでまるでCDを聴いているようでした。

3.バレエ組曲「くるみ割り人形」より花のワルツ

  こちらもこれから年末にかけて定番の超有名曲。

  個人的にはこんぺいとうの踊り・・・とかのほーが好きなんですけどね。


相対的に大好きなチャイコフスキーであることと演奏も完ぺきで、かつ、ホールの音響が抜群で満足するべきはずなのですが・・・

くるみ割り人形の曲がもっとたくさん聞きたかったかな~

そして20分の休憩をはさんで後半戦

【後半】

ひたすら1曲。

交響曲第5番 ホ短調op.64  のみ。

MCの朝岡さんがチャイコフスキーの旋律美について称賛しまくり。

そして4楽章からなる交響曲の演奏開始。


ん~。

ワタクシ自身の音楽を聴く耳のなさといいますか、単純に選り好みが激しいだけなのか・・・

今一つ魂を震えさせるほどではありませんでした。

もちろん前半の演奏同様、ピカイチの腕前で演奏されるのですから東京都交響楽団の皆様には何も非はありません。むしろワタクシの感性が悪いのでしょう。


あと、誤解を恐れず書けば、選曲。かな。

つまり103好みの選曲ではなかったことが「ズキューン」と来なかった理由かもしれません。


改めて考えてみるとチャイコフスキーの作品で好きなモノ・・・

* スラヴ行進曲

* 序曲「1812年」

* ヴァイオリン協奏曲 ニ長調

かな~。

改めて考えてみると。

超有名曲なのに好きじゃない曲が結構あるみたい。

天邪鬼な性格だから仕方がないですね。



帰りも都電の1日乗車券を活用して町屋でほろ酔いになって帰りましたとさ。

2輪、SK、ノイズ

2輪は自転車。SKはスティーブンキング。ノイズは音楽。 思ったことを素直に書いていきます。

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