柏市民吹奏楽団 第60回演奏会を観てきました

さて、地元楽団では1・2を争う(ほど好きな)、フェイバリット楽団「柏市民吹奏楽団」つまりハクスイの演奏会です。


2019年8月4日㈰ 14時開場、15時開演です。

今年の梅雨明けは遅く、低温が続いたのですが梅雨明け直後から急激に温度が上がり殺人的な気温。さすがに1日の中でもいちばん暖かい時間帯に自転車で行くのはイヤなので(かつ、コンサート会場でクサイ)、クルマで行ってきました。


そういえば、演奏会の案内はがきをいただいた時からナゾでしたが、いつも入場料400~500円のところ、今回は無料です。

いつも「それくらいの料金で楽団の維持は大丈夫かな」と余計な心配をしているのですが、今回入場料無料の理由は??

恐らく(勝手な想像)、第60回というキリ番。歳で言えば還暦。目出たいのである。

ちなみにプログラムに封入されていた次回演奏会も無料。たぶんこちらは柏市近隣の中学生や高校生とのジョイントコンサートのため、特別なイベントなんだろう。



さて、この日のステージは2部構成。プログラムは以下の通り。

【第1部】

P.スパーク作曲  祝典への前奏曲

J.S.バッハ作曲、森田一浩編曲  「シャコンヌ」(無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調BWV.1004より)

A.メンケン作曲、森田一浩編曲  「ノートルダムの鐘」より

休憩

【第2部】

F.フェラン作曲  交響曲第2番「キリストの受難」

  Ⅰ.降誕、幼児虐殺、洗礼

  Ⅱ.3つの誘惑

  Ⅲ.寺院への到着、最後の晩餐、逮捕、判決、磔刑、希望


今回のプログラムは内容に沿って重厚な雰囲気。


あれ?

代表は松村さんから柄澤さんに代わったんですね。

相変わらず小さな子供たちにも聴いてもらおうという姿勢が伺えます。


では、素人なりに感想を。

祝典への前奏曲

オープニングにふさわしい元気のいい爽やかな曲。

ハクスイらしい、楽しくなるような曲ですね。

帰ってから知りましたが、作曲者のP.スパークはまだご存命の方なんですね。ってか、ボクよりちょいとお兄ちゃん。
300年以上前のバッハから現在の作曲家まで同じステージで楽しめる。楽譜のおかげでこんな芸当が出来るわけですが、よく考えると不思議ですよね。さらに楽譜に加えて指揮者の解釈、楽団のキャラクター、各プレイヤーのキャラクターなどが相まって、この日でしか聞けない一期一会のコンサートなわけですから、いつも楽しませていただいてありがとうございます。

シャコンヌ

通常無伴奏ヴァイオリン曲ですが、森田一浩氏が編曲。吹奏楽向けに多くの編曲、作曲もしている方ですね。お~。オープニング曲の作曲者スパークと森田氏は同世代。シャコンヌ自体は馴染みのある曲ですが、吹奏楽では雰囲気がかなり変わる。以前から感じていることですが、楽器やアレンジによって原曲が違ったテイストで楽しめるのも音楽の素晴らしいところですね。もっとたくさんの曲を聴いて聴き比べが出来るようになりたいと思うのですが、普段は晩酌すると95%の確率で夢の中ですから、時間が足りないのよね~(苦笑)

「ノートルダムの鐘」より

こちらはご存じディズニー映画にもなった作品が題材。

イントロで鐘の音が奏され(まさかそのあと皆で歌うとは思わなかった! ってか、終盤でも!)、ヨーロッパの教会の近くへ行ったような錯覚に陥ります。ノートルダム寺院にも昔行きましたが、先日の火災には驚きました。また、それに対して世界中から寄付や協力をする声が上がり、世の中まだまだ捨てたもんじゃないなと思います。

そして曲は盛り上がり、フィナーレの曲調は派手でメタルの曲(特に北欧メタルと呼ばれるドラマティックな曲を得意とするバンドのそれのよう)そっくりでした。

しかし、昨日のニュースでは相変わらず終末時計は2分前のようです・・・

交響曲第2番「キリストの受難」

なんなんだ!

第1部からガラッと雰囲気が代わり、重厚な曲!

でも、作曲されたのは2001年ということらしいです。そう言われてみれば使用する楽器や構成が現代曲っぽいところがありました。3楽章から成るこの曲はキリストの誕生から復活までを表現しているので、それだけでダイナミックな曲になるだろうことは予想できますが、そのドラマチックな展開は北欧メタル!(笑 当社比)

音を聴いているとキリストの数奇な人生が画像で浮かんでくるようです(オハナシ、知ってるからね)。特に手塚治虫の旧約聖書を基にしたコミック「天地創造」「十戒」「イエスの誕生」を思い出してしまいました。

曲中、楽器が奏でる旋律というより効果音的なパートがありましたが、楽器にはどんなふうに書かれてあるんでしょうね?指揮者が大変そうだな~と素人ながら思いました。

あ、もちろんこの曲でのフルートの大活躍、忘れていませんよ。

負傷中のTさんが痛みをものともせずに渾身の演奏を魅せてくれました。いや~、ステージに登場するときに杖も介添えもないので大丈夫かな?と心配しましたが、プレイヤー根性を見せてもらいました♪



「キリストの受難」が超大作だったので拍手鳴りやまず。アンコールで演奏された曲は「フラッシング・ウィンズ」。ベルギー?オランダ?の作曲者、ヤン・ヴァンデルローストの作曲。初めて聞きましたが、軽快な曲で楽しそうな曲でした。

さて、柏市民吹奏楽団のコンサート、外部公演が8月24日にあるのですが(我孫子市の老人介護施設アクイールにて)、所用で今年は行けそうにありません(涙)。

おまけに2020年2月2日(日)の定期演奏会の日。

実は読売交響楽団のコンサートに行きたいな~と思っていて、葛藤の日々。

以前テレビで興味を持ったネマニャ・ラドゥロヴィチがヴァイオリンで出演するんですよね~。ん~困った。

2輪、SK、ノイズ

2輪は自転車。SKはスティーブンキング。ノイズは音楽。 思ったことを素直に書いていきます。

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