モンゴル800のコンサート「MONGOL800 20th ANNIVERSARY FINAL!! モンパチハタチ」に行ってきました

2月27日。

基本的に洋楽好きな自分には珍しくコンサートを定期的に観ている日本のバンド、MONGOL800のコンサートに行きました。

会場は日本武道館。

メンバーの1人、ギターの儀間が毎回手作りのチケットを描いているのですが、今回も800ティッシュとレスポールのイラストが手作り感満載です。

オトナの事情で主催・企画・・・等々記載されていますが、ん?

その中に協賛として「沖縄食糧」が。

なんじゃ、そりゃ?と思いましたが、物販購入のために早めに会場へ行くと、3kg真空パックのお米を抱えた女性が「通販でご購入いただけます♪」と一生懸命宣伝中。

ま、普段標準価格米(死語)を食べている我が家には高すぎるコメなので買うことはありませんが、今でも地元の企業とコラボして新しいことをどんどん試しているバンドの姿勢が伺えます。

その物販ですが、ワタクシRIOTのTシャツなら死ぬほど欲しいですが、モンパチのそれはあまり興味がありません。しかし、娘たちが欲しいとのことで開場2時間前に武道館に到着です。

衣類だけではなくタオルやサコッシュ、マグネットやリストバンドンなど、いろいろ工夫を凝らしてますね。

1人5千円使ったとして武道館のキャパ14,471人のうち会場設営方法によって目減りしたとして8掛け、そのうち半分の人がマーチャンダイズ購入したとしても・・・およそ29,000千円の売上でっせ。

物販に並ぶ人の人数もまだまだまばらです。

ただ、このテントは物販のみでCD等のソフトは別の場所でタワレコさんが陣取っていました。

およそ1年前からバンド始動20年を祝ってツアーやフェス、その他の活動の集大成としてこの日の武道館公演が開催されたわけですが(彼らにとって3回目の武道館。このうち2回を観に行きました)、ツアー中のファンからの寄せ書きでしょうか、武道館正面に飾ってあったので撮影してきました。


個人的には武道館でのコンサートは久しぶりです。

思えば初めてココに来たのは聖なる剣を発表した直後のTOTOでしたね。

海外のバンドが「いつかは武道館で」と思うのは、いわゆるビートルズが初めて武道館で公演を行ったということとは別になにより音響の良さがあると思う。

知名度の大きさとは裏腹にこじんまりした会場では観客とステージの適度な距離感で「近くて親近感がある」のに「ステージ上のメンバーが大きな存在に見える」ということがあるのではないでしょうか。

加えてほぼ円形の会場はどこで聴いても均一な音響で、タイムラグもなし。

そんな武道館はモンパチにとってもやはり特別な存在のようです。

さて、そんな20周年ファイナルコンサートのセットリストです。

1.Melody (アルバムMESSAGEより)

2.Party (アルバムGO ON AS YOU AREより)

3.Love Song (アルバムGOOD MORNING OKINAWAより)

4.Real Life (アルバムDanielより)

5.煩悩のブルース (アルバムDanielより)

6.地球図鑑 (アルバムDanielより)

7.HAPPY BIRTHDAY (アルバムGO ON AS YOU AREより)

8.愛する花 (アルバムGO ON AS YOU AREより)

9.宝物 (EP盤)

10.OKINAWA CALLING (アルバムPeople Peopleより)

11.Honeymoon (新曲)

12.あるがまま (アルバム百々より)

13.月灯りの下で (アルバムMESSAGEより)

14.神様 (アルバムeight-hunderedsより)

15.小さな恋の歌 (アルバムMESSAGEより)

16.I'll be (アルバムeight-hunderedsより)

17.琉球愛歌 (アルバムMESSAGEより)

18.face to face (アルバムDanielより)

19.あなたに (アルバムMESSAGEより)

      ~アンコール~

20.こいのうた (GO!GO!7188のカバー)

21.TRY ME~私を信じて~ (安室奈美恵のカバー)

22.DON'T WORRY BE HAPPY (アルバムGO ON AS YOU AREより)

23.夢叶う (アルバムMESSAGEより)

24.Home (アルバムDanielより)


はぁ~。

いくら便利なネット社会で、ちょっと検索すればセットリストが転がっているとはいえ24曲は多い・・・

【コンサートの感想】

いつも感じることなのかもしれませんが、気づいたことをいくつか。

*103がコンサートを楽しむとき、メインは「一緒に歌うこと」です。ヘビメタでも歌謡曲でもステージと観客が一体になるコンサートではそれによって演奏する側も盛り上がると思うのです。で、好きな曲はひたすら歌って、拳を振り上げるとかいう動きは若い人に任せました(爆)

*もともと好きな歌詞だけど今の時代だからこそ染み入る楽曲。

  ①神様:

   I've told you thousand times, 猿の成れの果て 歩いたと思ったら戦争ばかりしててさ

   I've told you time and time again, お願い慣れないで先生も歴史も教科書も間違うしさ

        (中略)

   神様お願いがあるのです 上手に騙してください

   信じやすいのがたまにキズです

        (中略)

   I hope for peace in the world, 人間演じましょう 歴史はフィクション 

   もちろん主役はあなたです

  ②琉球愛歌:

        (前略)

   間違いだらけこの世の中 責任たらいまわし 子は親殺し 平気な顔

   貧しい国見殺し 無力な自分崩れる今

        (中略)

   忘れるな琉球の心 武力使わず自然を愛する 自分を捨てて誰かのため何かが出来る

        (後略)

*ゲストの粒マスタードさん。演奏はしないゲストなのに圧倒的存在感。楽曲「OKINAWA CALLING」のPVに出演していますが、ステージ上でも弾けてました(時々休憩 笑)。

*当日、ライブでコンサートの模様がWOWOW放映されていたようですが、ウチは契約していないので録画していません。しかしファーストアルバム「GO ON AS YOU ARE」のライブ映像がWOWOW限定で放映されていたのが、ちょっとだけ残念。

*現在製作中の映画「小さな恋の歌」はもちろんモンゴル800の代表曲の映像化作品で、すでに公式HPでは予告映像が公開されていました。しかし、映画公開日はこの日のライブ会場で発表され、5月24日になるとのこと。

*アンコールに演奏された「TRY ME」は安室奈美恵の楽曲のカバー。別に安室ちゃんのファンではないので「何の曲だろ?」と思っていましたが、後で知りました。加えてライブ終了後BGMに安室奈美恵の「HERO」が流れており、沖縄出身のバンドとしてリスペクトしている姿勢が感じられて好感が持てました。そういえば安室奈美恵のファイナルコンサートにもモンパチは参加していたはず。

*相変わらずMCはヘタですね(笑)。よく言えば素朴なんだけど、20年やってればそろそろうまくなるはずですが・・・ま、彼らは話で考えを伝えるのではなく歌で伝えるのが得意だし本懐だと思うので、個人的にはMCゼロでもいいし、過剰なステージ演出でさえ余計だと思っています。

*他のコンサートでも必要以上な演出はいらない。

*ゲストにトランペットとサクソフォーンが加わる曲がありましたが、これもそう。過剰な演出です。それを言えば粒マスタードさんも過剰演出なのですが、好きだからいいや(笑)。

*琉球愛歌の演奏時にはエイサーの人達も参加していました。これに限っては沖縄の空気感を出すためと、我々しまんちゅ以外ではなかなか見ることが出来ないコトを体験できたこと。さらに前述したように歌詞の内容と相まって味わい深く曲を聴くことが出来た。




ライブ後は栄養(&水分)補給して帰路につきました。

2輪、SK、ノイズ

2輪は自転車。SKはスティーブンキング。ノイズは音楽。 思ったことを素直に書いていきます。

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