さて、2日目です。
5月25日㈯:会津若松観光編
自転車移動はナシ。その代わり会津バスを利用することにします。
路線ごとに名称があり、ハイカラさんとあかべえ。
1日600円で乗り放題ってやつですね。
購入したのは会津若松駅前。
赤べこが出迎えてくれます。
アサイチで乗ったのはハイカラさんです。
この後乗り換えるたびにいろんな車両が走っていることを知るのですが、イチバンのインパクトは大きかったですね。「わぁ、こんなキレイな車両が街中走ってるのか~♪」と思いましたが、その後多くの車両がいわゆる「中古バス車両改造編」でした。
土曜日の朝だったので観光客ばかりですが、これだけ頻繁に走っていればビジネスにも使えるんじゃないかと思うほど。
車内の椅子がまるで「縁側に座布団敷いている」感がすごかったです。
それと、停止を知らせるボタンが「ハイカラさん」号なのに赤べこ。統一性があるんだかないんだか分からない仕様になってました。
まずは鶴ヶ城(若松城)入口の停留所で下車。
朝早いので人出はまばらなのでぶらぶら歩きますが、この日も天気が良くてグングン気温が上昇しています。
入り口近くの観光案内所的な場所を見てみると、無料ボランティアによる城内説明ツアーがあるようです。もちろんお願いしましたよ。覚えている説明はわずか数点ですけどね(悲)。
* 時代によって石垣の積み方が異なり、同じ城で3種類の積み方を見ることができる。
とっても珍しいらしいですよ。
* 名古屋城を整備した土建屋が再建に関わった。名古屋城で有名なのは「金のしゃちほこ」だが、それに負けじと鶴ヶ城のしゃちほこの目にはダイヤモンドがはめ込んである。(ま、肉眼では見えないけどね)
* 城の門は桝形形状になっているため、難攻不落の城として長期間にわたり籠城を可能にした。
* それでも最後には遠方からの大砲射撃による攻撃を受けて開城。開城当時のぼろぼろの状態でしばらく建っていたため見栄えと安全面での問題から再建されることになった。
* お濠からそびえたつ石垣は直線ではなく段差を設けて作られているため、石垣を上ろうとする兵を簡単に攻撃できた。
あ、ちなみにボランティアガイドの方は城内の説明はしてくれないので、有料のエリアには入りませんでした(笑)。下の写真は鶴ヶ城のマスコット「お城ボくん」と一緒に撮影出来てご満悦の103。なんたって、お城+武士+ロボット(?)が合体したんだぜ♪
なんとこのキャラ、会津出身の笹川ひろし(あのタツノコプロのっ!)が制作したらしいです。いや~、光栄です。
鶴ヶ城を後にするときに乗ったのは「あかべぇ」。
まるでシ○ア専用機のような真っ赤な機体。
ただね、しょっぱなに乗ったハイカラさんと違って年季の入った機体が良い味を出してます。
ウィンカーに連動している「右折」ランプがいいですね。
「止まります」ボタンも使い込んでいるので、タッチする部分が摩擦で文字が消えてまっせ♪
バスを降りたのは七日町駅前。「なのかまち」と書いて「なぬかまち」と読むんです。もちろん田舎の駅ですから改札なんてめんどくさいものはなく、ホーム内までフリーパス。タイミングよく入線してきた電車を拝みに行きましたよ。
そのあと土産物屋を冷やかしたり、買い食いしたりしてぶらぶらします。
しかし、福島県はお酒の美味しいところ。
美味しいってことは酒蔵もある。
んで、ベタですが末廣さんにお邪魔して酒蔵見学させてもらうことにしました。
昔ながらの建物ですね。
新酒が完成すると軒先に下げるアレ、なんて言いましたっけ??
ナントカ玉?
ちなみにドイツでは民家で新しいワインが出来たことを知らせるのに箒を立てかけるらしいですよ。古都では「客よ、早く帰れ」ってことでしょ?
さて、建物の中に入るといきなりものすごいお部屋が。
もうね、神棚がまるでロフトみたいになってて、「おいらココでも眠れます」状態。
聞けば、蔵の奥まで客を通すことはあり得ないので入り口近くに設けたこの部屋をバーン!と見せて「どや。すごいやろ?」と威嚇(?)するそうです。
さらに奥には見学者用の待機スペースがありまして、待つこと10数分。
飛び込みだというのにすぐ見学可能ということで、経験豊富(で、オヤジギャグの得意)なおじさまに案内していただきました。
もちろんこのポスターに触発されてお土産も買いましたよ。
2代目と○○が握手したとか、どこぞの某総理が書をしたためただの、いろんなプチ情報を織り交ぜての見学ツアーは楽しかったですね。
古い建物の複雑な構造(たぶん増築して行ったんでしょうね)も堪能しました。
もちろん見学後はポン酒の試飲をしてお土産用に吟醸酒を求めたのでした。
あ、試飲して気が大きくなって高いお酒ででも買っちゃう・・・ってのは、たぶん計画的犯行ですね。
そして昼食です。
ネットに100%頼り、なんの地元情報収集活動もすることなく決めたのはソースかつ丼の「まり」。
もともと会津田島にあった店舗のようですが、最近若松に引っ越してきた模様。
目抜き通りとではなくちょっと奥まった場所にあるのですが、昼時に行ったらたくさんのお客さんがいました。
このようにメニューはシンプルです。
当然ご当地料理のソースカツどんをオーダー。
味噌汁、小鉢(冷ややっこ)、香の物がついて1,100円。
カツが分厚くておいしかったですが、「ウマくてびっくり~!」というほどではありませんでした。
いわゆる普通においしい丼という感じで、満足感は高かったのですが田舎の料理、これでOKでしょう。
さて、お腹が膨れたら再び周遊バスに飛び乗り、会津武家屋敷へ向かいました。
会津藩松平家譜代の家臣である西郷家の屋敷を移築したもので、そりゃもう豪華。
(ちょっと不気味な)人形が所々に居るもんだからリアルに拍車がかかって、時々ギョ。
しかし、一般的な展示屋敷と違って、すごく調度品の数が多い。
お家断絶で藩主が娘を殺めなければならないシーンとか、後ろ向きな展示もありましたが普段のお屋敷暮らしを想像しやすいように人形+調度品+説明文のコラボがイイ感じに引き立ててくれました。
ほらね、いきなり三つ指ついて「おかえりなさいませ」。
ちょっとしたメイド喫茶状態ですな(笑)。
でも、前日のお店のほうがお肉は勝ちかな?
そのかわりこちらのお店ではやきとりがゲキウマで、やはりお酒が進んでしまったのでした。
あ、いや、焼酎だけどね(笑)。
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