CINRA.NET の記事によるとスティーブン・キング原作の『ドクタースリープ』が映画化され、本国での公開が11月29日に決定したとのこと。
そして日本でも同日公開なのか!?
最近オンタイムでロードショーで見れるので楽しみです。
この作品はキング初期の名作(小説も映画もテレビシリーズも)として名高い『シャイニング』の続編として原作発表時にはファンの間で話題になった。
さて、ちょっと情報を整理してみよう。
【小説読了】
103の手元にある本書。オビにある文句は・・・
上巻:雪に閉ざされた観光ホテルで管理人一家を襲う怪異!
下巻:惨劇とそのあとの浄化・・・恐怖小説の第一人者による金字塔的傑作
当時の文庫本、装画は杉本典己氏。
翻訳は深町眞理子氏。
訳者あとがきによれば、「邦訳は1978年3月にパシフィカから刊行され、その後長らく(8年余り)絶版になっていた」とのこと。それが手元にある文春文庫の第1刷1986年11月10日刊行のもの。
さて、オビを外すと表れる文字は下巻には STEPHEN KING 。上巻には REDRUM 。
今やホラーファンにはお決まりの単語ですね。
それにしてもキング初期の作品は若かったこともあり(このころ20歳ね)読み終わった後にしばらくして再読することが多かった。
今ほどキング作品が多く出版されていなかったし(出版頻度もトータル作品数も)、目も良かったし(苦笑)、ヒマもあったので(さらに苦笑)しょっちゅう再読してたな。
シャイニング、クージョ、キャリー、クリスティーンあたりがそれね。
【映画:シャイニング】
多くのホラーファン、いや、一般人でもかなりの人が知っているはずのスタンリー・キューブリック監督による映画シャイニング。
しかし、キングはこの出来に満足しておらず(映画の興行的には大成功を収めたけどね)後年テレビドラマとして作り直す。
あ、いや、もちろん純粋なホラー映画としてのシャイニングは魅力的な作品です。ジャック・ニコルソンの怪演も素晴らしい。ウェンディ役のシェリー・デュバルの「恐怖顔」は観客の恐怖心を3倍にする効果があるし、ダニー役のダニー・ロイドに至っては可愛さ余って怖さ100倍状態(笑)。
しかし、肝心なところがなぁ。
なぜ題名が「シャイニング」なのか、その「かがやき」を使って邪悪な意思をどうやって防ぐのか、そのへんがほとんど語られていないのです。
【テレビドラマ:シャイニング】
そして後年(1997年)に製作されたのがテレビドラマのシャイニング。
もちろんキングおぢさん、脚本と製作総指揮(笑)で大活躍。
キャストはウェンディー役のレベッカ・デモーネイが魅力的だったけど他はイマイチ。
ただ、もちろん原作に沿った造りになっているので映画とは『異なった質の恐怖』を楽しむことが出来る。
監督はミック・ギャリスだったんですね。
【小説:ドクタースリープ】
ん~。
本作品についてはブログにアップしていなかったのでしょうか?(自問自答)
たしか、アブラが可愛くて、かつ敵キャラが思いのほか序盤は憎たらしくなくてキング作品っぽくないな~と思ったような記憶があるのですが。
もしかするとブログエントリーをアップしかけて途中で破棄されてやけになって放置しているだけかもしれません(苦笑)。
しかし、これは紛れもなくシャイニングの続編。
ダニーの堕落ぶりはリアルな人間らしいし、その仕事もいいじゃないですか。なんたって終末治療を施す患者に対して安心して人生を全うしてもらうための「ドクター・スリープ」。
アブラと一緒ににっくき敵を倒しちゃえ!!
【映画:ドクタースリープ】
そして先日発表されたのがドクタースリープの映画公開。
いえ、以前からウワサはあったのですが、思いのほかプロジェクトは進行していたんですね。
監督・脚本はマイク・フラナガン。あ。マイク・フラナガンといえばキング作品の中では1・2を争う「映像化してはいけない作品」であるジェラルドのゲームを映画化した人。
ま、四の五の言わずトレーラーをご覧あれ。
お~!アノカーペットが!
お~!アノ血の濁流が!
お~!アノ文字が!
お~!アノ双子が!
三輪車は?
それにしてもアブラ役は魅力的だ。
日本公開日は11月29日。
楽しみだぜ!
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